遊休地から誰かの住まいをつくる
現在、弊社が携わらせて頂いております事業の中で「開発行為」というものがあります。
これは、1000㎡以上の広い土地において、住宅地を作ったり、事業用地を作ったりと土地の利用用途に大きな変化を加えるような行為のことを指します。
私たちの元にお寄せ頂くご相談の中でとても多いのが、
「相続で受け取った畑があるのだが、自分では耕作をしないし、手放そうにも売ることも出来ない。」「もともと農業をしていたのだけれど、歳を取ったし、農業はもう引退したくて・・・。」というようなご相談が非常に多いです。
その際に私たちからご提案させて頂くことは大きく分けて2つありまして、
「この農地を引き継いでくれる農家の方を探してみましょう。」
というご提案と、
「場合によっては農地以外の利用用途を見出せるかもしれませんので、一度しっかりと調査してみましょう。」
という。この2つをお伝えさせて頂く場合が多いです。
ちなみに、普段からお仕事をさせて頂いている中でよく思う事が、所有者様ご自身がその土地の価値や可能性を知らない。気づけていない。という気持ちになる事がよくあります。
その要因としては、元々畑や田んぼだったから、安い価値しかない。という先入観と、一歩足を踏み出したものの、相談した先の不動産屋さんから適切なご提案を受けられなかったという場合も以外に多いようです。
その不動産屋さんがなぜ適切なご提案が出来なかったか?という部分に関しては、シンプルに知識不足という場面もあるのでしょうが、もう一方で不動産屋さんからすれば、
「手間がかかるし、金額も低い土地だから仕事として割に合わない。」
というような考えに至る不動産屋さんもいるようです。
そういった方のご相談先として、弊社が選ばれているような実感を受けることが本当に最近多いです。
弊社のスローガンとして「負(ふ)の不動産を、富(ふ)の不動産に」というものがあります。
実際に色々調べてみると、出来ないと思っていた用途変更が出来てしまったり、少し手を加えることで出来ることが増える=資産価値が増す。といったケースは意外にあるものです。
こちらの2つの現場はどちらも元々「遊休地」「耕作放棄地」でしたが、共に住宅地への用途変更=開発行為が認められました。
これにより、御所有者様が満足いく価格で販売することにもつながりましたし、一方でこういった遊休地の点在するエリアは人口減に悩んでいる地域も少なくありません。そういった面で言えば世帯数の増加にも寄与するので、御所有者様もよろこび、地域にも喜んでいただける。という二重の喜びを私たちも享受させていただいています。
弊社によくご相談をいただく事も多い農地も、もしかしたら工夫や行政との連携次第で、さらなる資産価値を生む可能性はあります。
もしご所有の不動産でその活路を見出せていない場面がございましたら、お気軽にご相談くださいませ!