循環型社会を生む事業で、
未来の子供たちに元気な地球を。
井手口 浩士
私が太陽光発電を主力事業としたのには理由があります。思い起こせば、あの東日本大震災の衝撃的な映像。一瞬で日常が崩壊しライフラインまで途絶えたことに、当時の私は大きなショックを受けました。電気や水道がいつでも使える暮らしは、けっして保証されたものではなかったのです。また災害時でなくても、今も世界には無電化地域があり、夜は本すら読めない子供たちがいます。私にも3人の子がいるだけに、この問題も切実に感じました。
太陽光発電なら、太陽の光さえあれば電気を生み出し蓄えられます。電力会社の送電網につなぐ必要がない「オフグリッドトレーラーハウス」なら、どんな場所でも電気を自給自足できるから、無電化地域の希望の明かりにもなれます。供給を当たり前と思わずに、自給へとスイッチしていく。今必要とされているのは、これまでの常識を疑い意識を大きく変換させることなのですね。
私たちロハスライフが目指すのは、石油などの化石燃料依存から脱却し、自給と再生に軸を置く循環型社会の構築です。負の遺産と言われているような土地や建物を、0→1で太陽光発電所やリゾートヴィラなどに活用。その価値を高めながら、環境負荷の低減にもつなげています。
嬉しいことに私たちの取り組みに関心を持っていただける企業や自治体の数が年々増え、そのつながりから新たな事業も生まれています。いろんな人たちの思いに応え、未来の子供たちのためにも地球の元気につながる活動をしていきたい。地球と同じように、家族や企業や社会が生態系として循環し続けるために、ロハスライフは様々な挑戦を仕掛けていきます。